茨城県常総市の水海道地区では、海の日の週末に水海道祇園祭が盛大に開催されます。
この祭りは土曜日の昼間から始まり、水海道八幡神社または水海道天満宮で神霊を神輿に移す「御霊入れ」という神事が行われます。
これは八坂神社の神霊を神輿に迎える重要な儀式です。
その後、猿田彦大神を先頭に市内を巡る渡御が行われ、神輿は最大で22基、山車は最大で11基が参加します。
土曜日と日曜日の午後には、市街地の主要な道路が歩行者専用区域になり、特に土曜日の夜と日曜日の夜は賑わいます。
日曜日の夜には、神輿と山車が集まる「突き合わせ」というイベントが交差点で行われ、多くの人でにぎわいます。
祭りのクライマックスはこの「突き合わせ」で迎えられ、続いて月曜日の午後には「御霊納め」という神事が行われ、祭りが締めくくられます。
この2日間、多くの市民や観光客がこの伝統的な祭りを楽しみます。
水海道祇園祭2024いつ?時間や場所など基本情報
「水海道祇園祭」とは、茨城県常総市の水海道地区で毎年7月の中旬の週末に行われる八幡神社の伝統的な例大祭です。
このお祭りは約700年の歴史を誇り、市内の11の町会と神輿愛好会が主導して、神輿、山車、獅子舞などが市街地を華やかに練り歩くイベントです。
毎年、この地域の文化と伝統を祝うために多くの人々が集まり、賑やかに行われます。
【開催日】
2024年7月13日(土曜日)、14日(日曜日) ※雨天決行
【場所】
茨城県常総市水海道市街地
【時間】
午前9時00分~午後8時30分
【スケジュール】
●7月13日(土)
午前9時00分 御霊入れ(八幡神社)
午前10時00分 本社神輿宮出(八幡神社)
午後7時00分 突き合わせ子ども 山車・神輿(市民の広場)
●7月14日(日)
午後6時30分 御仮屋出立(諏訪神社)
午後7時00分 突き合わせ山車・神輿(宝町緑地交差点)
【観覧料】
無料
水海道祇園祭2024屋台など露店の出店ある?
水海道祇園祭では、7月13日の土曜日と14日の日曜日に、水海道八幡神社及び水海道天満宮の周辺や、神輿が巡行するルート沿いで多くの屋台や露店が出店されます。
特に、水海道八幡神社から水海道天満宮に至る新橋通りや錦小路通りには、様々な屋台や露店が集中して設置されます。
これらの露店は、朝10時から夜の11時頃まで営業し、来場者はやきそばやかき氷、りんご飴、クレープ、チョコバナナ、フランクフルトなどの屋台食を楽しむことができます。
数多くの屋台や露店が出るので、訪れる人々は「水海道祇園祭」の雰囲気を存分に味わうことができます。
水海道祇園祭2024アクセス
【場所】
茨城県常総市水海道市街地
【電車】
最寄り駅、関東鉄道常総線の「水海駅」から徒歩約5分
【車】
常磐道谷和原IC 車 10分 国道294号線経由
圏央道常総IC 車 5分 国道294号線経由
水海道祇園祭2024駐車場
毎年、水海道祇園祭の際には、常総市役所の駐車場が一般に開放され、その他にも近くの市営駐車場や水海道天満宮の駐車場が臨時で利用できるようになります。
祭りが行われる両日には交通規制が敷かれることが多いですが、現時点で具体的な情報は提供されていません。
車で祭りに参加される予定の方は、出発前に駐車場の情報や交通規制の詳細を事前に確認することを推奨します。
水海道祇園祭2024歴史と見どころに楽しみ方
水海道祇園祭は、茨城県常総市にある水海道地区で開催され、約700年の長い歴史を持つお祭りです。
市内の11町会と神輿同好会が中心となり、神輿や山車、獅子舞が中心市街地を練り歩きます。
この祭りは京都の八坂神社のスサノオ尊を祀るもので、京都風の伝統的な要素が色濃く反映されています。
水海道祇園祭の起源は869年に遡り、当時の疫病を鎮めるために行われた「御霊会(ごりょうえ)」が始まりとされています。
この祭りは、室町時代から豪華で巨大な形式へと発展しました。
祭りのハイライトは、1.5トンの重さがある本社神輿と約2トン、高さ約6メートルの山車が集まり、壮大な「突き合せ」を行う場面です。
この時、神輿と山車が音楽を奏でながら進み、突進し合う様子は圧巻の光景を提供します。
互いに押し合いながら、担ぎ手や引き手の掛け声と共に神聖な気持ちを高めます。
また、山車に飾られる約100個の豪華な提灯は、夜になると幻想的な光景を作り出し、各町会や団体の歴史や伝統を象徴しています。
伝統芸能としての獅子舞や太鼓演奏も見どころの一つで、水海道地区特有の獅子舞は、江戸時代から続く獅子頭を使用しており、各団体の特色が表現されています。
そして、お祭りでは約200店舗の屋台や露店が軒を連ね、地元の名産品や一般的なお祭り食から珍しいメニューまで楽しむことができます。
これらは水海道八幡神社や水海道天満宮周辺、および渡御ルート沿いで楽しむことができ、祭りの楽しみを一層深めます。
水海道祇園祭2024まとめ
水海道地区の中心部では、独特の規模と盛り上がりを誇る祇園祭が開かれ、祭りの最大のハイライトとして「突き合せ」が注目されます。
この地区では、神輿や山車、獅子舞など、合計30数基が町を練り歩きます。
これらの祭り用具は、水海道地区にある11の町会と神輿愛好会によって運営されており、その壮大さは近隣でも類を見ません。
特に見逃せないのは、神輿と山車が一か所に集まり行われる「突き合せ」で、これは宝町緑地交差点で行われる盛大なイベントです。
この一大イベントは地域の人々にとって大きな魅力の一つとなっており、多くの観客がこの瞬間を目撃するために集まります。