高田城址公園ハスの花【2024】開花状況や見頃の時期いつ?アクセスや駐車場など詳細情報

明治4年(1871年)、戊辰戦争と凶作により経済的困難に見舞われていた高田藩の状況を好転させるため、戸野目地区の主要な地主である保阪貞吉(津有村の初代村長)は、自己の資産を用いてお堀に蓮根を植えることを始めました。

この蓮根は、昭和37年(1962年)まで採集され続けました。

昭和28年(1953年)、蓮の研究で著名な故・大賀一郎博士がこの地を訪れた際には、蓮池の広大な規模と、その珍しい紅白の蓮の美しさを高く評価し、「世界でも稀に見る規模である」と絶賛しました。

この発言が地元市民により広められ、「東洋一」と称されるようになり、その評価は現在に至るまで受け継がれています。

高田城址公園では、城の外堀を囲む約19ヘクタールの広範囲にわたって蓮が生い茂っています。

また、昭和58年(1983年)には、東京大学農学部の北村文雄教授より新種の蓮12種が寄贈され、公園内の西堀北側にある観蓮園でこれらの蓮を観賞することが可能です。

高田城址公園ハスの花2024開花状況や見頃の時期いつ?

高田城址公園のハスは毎年、7月下旬から8月中旬にかけて最も美しい時期を迎えます。

新潟県立高田北城高校の前にある北堀エリアでは通常より早く、2024年6月18日にはすでにハスの開花が観察されました。

2024年7月6日の時点で、高田城址公園のハスは見ごろを迎え、訪れる人々を魅了しています。

ハスは次々と花を咲かせるため、高田城址公園で行われる観蓮会の期間中は、いつ訪れても美しいハスの花を楽しむことができます。

高田城址公園観蓮会2024開催期間や入場料など

高田城址公園観蓮会の開催概要は以下となります。

【開催期間】
2024年7月13日(土曜日)~8月25日(日曜日) ※イベントにより開催日時は異なります。

【入場料】
無料 (園内施設有料、イベント参加費有料の場合あり)

【会場】
高田城址公園
新潟県上越市本城町44-1

高田城址公園の最寄り駅とアクセス

【場所】
高田城址公園
新潟県上越市本城町44-1

【電車】
トキ鉄・妙高はねうまライン「高田駅」からバスで10分

【車】
北陸自動車道「上越IC」から車で15分

高田城址公園の駐車場

第1~第8駐車場まであります。

850台収容可能です。

高田城址公園ハスの花2024見どころや楽しみ方

高田城址公園(たかだじょうしこうえん)は新潟県上越市に位置する都市公園(総合公園)で、2020年4月1日に「高田公園」という旧称から名前が変更されました。

この公園は、かつて徳川家康の六男、松平忠輝公が居城として築いた高田城の跡地に建設されました。

公園全体は新潟県の指定史跡とされており、その広さは約50ヘクタールに及びます。

これは国内の市街地中心部にある公園としては非常に広大な規模です。

特に著名なのは、平成2年に「さくら名所100選」に選ばれた桜で、高田城址公園とその周辺には約4000本の桜が植えられています。

春の花見シーズンには、3000個以上のぼんぼりで照らされた三重櫓周辺の桜が、特に美しく、夜間には日没から21時までライトアップされることで、「日本三大夜桜」の一つとして数多くの観光客を引き寄せています。

また、公園は「東洋一」とも称される壮大な蓮の景観でも知られています。

この蓮は、戊辰戦争と凶作のために財政が逼迫した高田藩が、経済を立て直すために外堀に蓮を植え、レンコンを栽培したことに始まります。

外堀を埋め尽くす約19ヘクタールの蓮は、主に和蓮の種類で、紅蓮が多くを占める一方で、白蓮も部分的に見られます。

昭和28年(1953年)に蓮の研究者である故大賀一郎博士が訪れた際、「世界的にも希な規模であり、紅白が混在する様子が珍しい」と高く評価されたことが、「東洋一」の名声を確立するきっかけとなりました。

蓮の花は、開花から4日間で閉じるとされ、その開花時間は日によって異なります。

満開の美しい蓮を見るためには、早朝の訪問がおすすめされます。

高田城址公園の豊かな自然と歴史的背景は、訪れる人々にとって貴重な体験となります。

特に人の少ない早朝に訪れると、東洋一と謳われる蓮の圧巻の景色を心ゆくまで楽しむことができます。

高田城址公園の読み方

一応確認しておきましょう。

高田城址公園の読み方は、

たかだじょうしこうえん

となります。

高田城址公園ハスの花2024まとめ

高田城址公園の外堀に広がる約19ヘクタールの範囲に、美しいハスが茂り、新潟の景勝百選にも選出されています。

公園内に自生するハスの大部分は、和蓮と呼ばれる種類です。

明治4年(1871年)、戊辰戦争と大凶作による経済的困難を乗り越えるため、地元戸野目の大地主・保阪貞吉が自己の資金を活用し、ハスを植えてレンコンの商売を始めたのが起源です。

このレンコンの栽培は、昭和37年(1962年)まで持続されました。

毎年7月下旬から8月中旬にかけて、高田城址公園では観蓮会が開催され、ハスの観察や関連するパネル展示が行われることが恒例となっています。

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