20,000本の紫陽花が、杉の木々の間に美しい色彩を添えています。
様々な50種類の紫陽花が、西洋紫陽花、額紫陽花、柏葉紫陽花、そして珍しい七段花など、見事に咲き誇っており、「紫陽花寺」とも呼ばれることがあります。
紫陽花園のライトアップは6月8日から6月23日までの週末に限り開催され、ライトアップされた紫陽花が幻想的な光景を創出します。
三室戸寺の紫陽花2024開花状況や見頃の時期いつ?
三室戸寺でのアジサイの季節は、毎年6月の初旬に開始され、徐々に花々が色づき始め、中旬から下旬にかけてが最も美しい見頃を迎えます。
三室戸寺では多種多様なアジサイが植えられており、7月の初旬まで、遅咲きのアジサイも楽しむことができます。
特に6月の中旬から下旬は、西洋アジサイや柏葉アジサイが色とりどりに咲き誇り、三室戸寺のアジサイ園を華やかに彩ります。
2024年6月6日の時点で、三室戸寺のアジサイは開花の約30%の状態にあります!
三室戸寺の紫陽花2024ライトアップいつ?開園期間や入園料など
アジサイ園の開園情報
開園期間は2024年6月1日(土曜)から7月7日(日曜)までです。
アジサイを観賞するための開門時間は、朝8時30分から15時40分までとなっており、16時30分までには下山いただきます。
入場料は大人が1,000円、子供が500円です。
特に6月の後半にあたる土曜日と日曜日は多くの訪問者で賑わうため、混雑を避けたい場合は平日や開園直後の時間帯が推奨されます。
夜間のライトアップでは、アジサイが幻想的に照らされ、非常に魅力的な光景を楽しむことができます。
ライトアップは昼間の自然な美しさとは一味違う、夜の灯りに映えるアジサイが見られるため、夜の訪問もおすすめです。
ライトアップされたアジサイは、19時の開門時にはまだ太陽の光が残り、夕日の色合いと相まって独特の美しさを放ちます。
ライトアップの特別日程は2024年6月8日から6月23日までの土日限定で、時間は19時から21時まで(最終受付は20時30分)です。
同日中にライトアップを見たい場合は、一度出て再入場する必要があります。
ライトアップされるのはアジサイ庭園のみとなっています。
三室戸寺の名物?ハート型のあじさい
「源氏物語」に関連する古寺、三室戸寺は、恋愛を叶えたいと願う多くの女性たちに訪れられる場所です。
この寺院の境内では、特徴的なハート型の紫陽花が見られ、SNSでの注目も集めています。
言い伝えによれば、このハート型の紫陽花を見つけると恋愛が成就するとされています。
全国でハート型の紫陽花を探すイベントが広まっていますが、その起源は三室戸寺にあると言われています。
このハート型紫陽花は、寺内のどこに咲いているかは明かされておらず、紫や青、ピンクなど多彩な色で楽しめます。
ハート型の紫陽花のお守りや絵馬も販売されており、恋の願いを込めて購入する人が後を絶たないようです。
また、寺院の特製「ハートの紫陽花パフェ」は、ハート形のブルーハワイゼリーと2種類のアイスクリーム、4色の白玉で作られ、その色鮮やかさで人気を博しています。
三室戸寺あじさい園へのアクセス
【場所】
三室戸寺
〒611-0013 京都府宇治市莵道滋賀谷21
【電車】
京阪電車宇治線「三室戸」駅から徒歩15分
【車】
京滋バイパス宇治東IC(東京方面から)から約3分、宇治西IC(大阪方面から)約15分
三室戸寺あじさい園の駐車場
三室戸寺には駐車場は無いので、近くのコインパーキングの利用となります。
三室戸寺の幻の七段花や歴史と見どころ
京都府宇治市に位置する三室戸寺は、関西でも有数の花の寺院として知られており、春には梅や桜、ツツジをはじめ、夏にはアジサイや蓮、秋には紅葉と、四季を通じて様々な植物が参道を彩ります。
この寺の創建は約1200年前に遡り、光仁天皇の勅願によるものとされています。
特にアジサイの名所として著名で、園内には鮮やかな色彩のアジサイが広がる庭園があります。
ここには、西洋アジサイや額アジサイ、柏葉アジサイを含む約50種、2万株が咲いており、「アジサイ寺」とも呼ばれるほどです。
アジサイ園自体は約5000坪の広さを誇り、白から青、紫、そして濃いピンクまで多彩な色が存在します。
アジサイの季節には、新緑のツツジ園も美しく、杉木立を背景に1万株のアジサイが咲く様子は、朱色の山門との対比も含め、見事な景観を創り出しています。
この寺院は山の中腹に位置し、斜面に沿って配置されたアジサイ園からは、上からの眺めが壮観です。
散策路から上を見上げると、アジサイの花々が層を成しており、「アジサイ園」から山門を見上げる光景も絵画のように美しいです。
アジサイの鮮やかな色の変化は、訪れる人々を魅了し、特に珍しい「七段花」が咲く様子は必見です。
時間が経つにつれて、アジサイの色は変化し続けます。
また、園内には「花の茶屋」もあり、アジサイシーズンだけでなく、ツツジやシャクナゲが咲く時期にも開店しており、アジサイパフェや抹茶パフェ、茶そばなどの軽食を楽しむことができます。
三室戸寺はアジサイ以外にもツツジ、シャクナゲ、蓮など、四季折々の花々が美しく咲き誇り、本堂前では約100種の珍しい蓮が6月下旬から8月上旬にかけて開花します。
三室戸寺の紫陽花2024まとめ
三室戸寺は約1200年前に建立された歴史ある本山修験宗の特別な寺院です。
この寺は平安時代に始まった観音への崇敬を集める西国三十三箇所の巡礼路の第十番目の札所として、現在でも訪れる人々が絶えません。
また、花の寺としても名高く、広大な敷地内には約1万株ものアジサイが50種類以上植えられており、見事に花を咲かせています。
創建は770年、宝亀元年にさかのぼります。この年には山中で黄金の仏像が見つかり、その出現を喜んだ光仁天皇が仏像を本尊として寺院を建てるよう命じました。
現在でも花々が季節ごとに彩りを変え、5月のツツジ、6月のアジサイ、7月のハスが訪れる人々を楽しませています。
庭園は5000坪もの広さがあり、枯山水や池泉を背景に西洋アジサイ、額アジサイ、柏葉アジサイ、幻のアジサイ・七段花などが咲き乱れる様子は圧巻です。
また、特にハート形のアジサイを求めて訪れる人々も増えていると言われています。