花が開くか否かはその年にならないと確認できません。
気まぐれで知られるジャカランダの木。
1990年に熱海市と友好都市関係にあるポルトガルのリスカイス市から送られた2本の苗木は、今では100本を超えるほどに増えています。
本来、熱帯地域に多い世界の三大花木の一つであるジャカランダは、今や熱海の初夏の訪れを象徴する花となっています。
6月には熱海の海沿いエリア、お宮緑地からサンピーチまでの道のりに、トランペットのような形をした青紫の小花が空を彩るブーケのように広がります。
熱海ジャカランダ2024開花状況と見頃の時期いつ?
熱海におけるジャカランダの花期は通常、5月の後半から6月の中旬にかけてです。
また、熱海でのブーゲンビリアの花が咲く期間は、5月から10月までとされています。
熱海のジャカランダの花開きや見頃は年によって気候に左右され、時期が前後することがあります。
2023年には、比較的高温が多かったため、ジャカランダの見頃が例年よりも早まりました。実際、2023年の5月中旬には既に満開の状態にありました。
ジャカランダの花は散った後も地面に美しい紫色のじゅうたんを作り、見た目にも鮮やかです。
「ジャカランダの花が頭に落ちたら幸運が訪れる」という言い伝えもあり、多くの人がこの時期に花を楽しみに訪れます。
2024年の5月10日の時点で、熱海のジャカランダは開花を始めており、目立つ開花の木はまだ数本に限られています。
2024年のジャカランダの最も美しい期間は、6月初旬から中旬にかけてと予想されます。
ATAMIジャカランダフェスティバル2024いつ?時間や場所に遊歩道ライトアップについて
ATAMIジャカランダフェスティバルが以下の通り開催予定されます。
【開催期間】
2024年6月1日(土)~ 2024年6月16日(日)
【場所】
ジャカランダ遊歩道
ATAMIジャカランダフェスティバルが開催される期間中、遊歩道は美しくライトアップされます。
ジャカランダの花が頭に落ちた人に幸運が訪れるとされ、そのため多くの観光客が毎年このイベントに足を運びます。
熱海の海岸沿いには約800メートルにわたって100本以上のジャカランダが植えられており、夜にはライトアップされた遊歩道が幻想的な光景を作り出します。
さらに、繊細なオブジェやアーチ型のイルミネーションが装飾され、訪れる人々を魅了します。
フェスティバルでは、飲食店の出店やフリーマーケットなどが行われることが通例です。
また、ジャカランダのライトアップだけでなく、「七湯さがし」というイベントも予定されています。
ジャカランダ遊歩道は、フェスティバル期間中毎日18:00から22:00までライトアップされます。
「七湯さがし」では、熱海の七つの温泉地を巡り、スタンプを集めると、先着500名に「日本の名湯 熱海」の入浴剤がプレゼントされます。
参加する温泉は大湯、小沢の湯、風呂の湯・水の湯、野中の湯、河原湯、佐治郎の湯(目の湯)、清左衛門の湯です。
このイベントの参加期間は2024年6月1日から6月16日までで、熱海市観光協会が主催しています。
また、協会では市内で撮影されたジャカランダやブーゲンビリア、花火大会の写真を公募しています。
熱海のジャカランダ2024見どころと楽しみ方
1990年に熱海市がポルトガルのカスカイス市から寄贈された2本のジャカランダから始まった植栽は、現在では100本以上に増えており、熱海の初夏の風物詩となっています。
国道135号線沿いの「お宮の松」周辺は、お宮緑地として多様な花々が楽しめる遊歩道が整備されています。
2014年6月には、この地域でジャカランダ公園を新たに整備し、それに伴い既存の椰子の木などが移植されました。
熱海市内では、熱海サンビーチ前の遊歩道に106本、親水公園前の街路樹に20本、そして渚デッキに15本のジャカランダが植えられています。
また、親水公園とお宮緑地を結ぶ東西430メートル、幅12~20メートルの細長い遊歩道「ジャカランダのプロムナード」も熱海の新たな観光名所となっています。
ジャカランダは、南米原産でノウゼンカズラ科に属し、世界三大花木の一つとされています。
日本では「紫雲木」とも呼ばれ、特に熱海で見られるピンク色の種類「ピンクエビータ(日南ピンク)」もあります。
この植物は、その葉とブドウの房のように垂れ下がる青紫の花で知られており、南米をルーツとして「熱帯の桜」とも称されます。
日本では特に温暖な宮崎県日南で群生が見られる一方、本州での生息は熱海が北限です。
熱海の遊歩道では初夏に訪れると、涼しげな青紫の花が並ぶ美しい景観を楽しむことができます。
晴れた日には、これらの花が青空を背景に映え、異国情緒溢れるリゾート気分を味わうことが可能です。
さらに、初夏には糸川沿いのブーゲンビリアも美しい花を咲かせ、お宮緑地から親水公園、糸川沿いを散策することで、ジャカランダとブーゲンビリアの花が織りなす美しい光景を堪能できます。
熱海ジャカランダ2024まとめ
お宮緑地には高さ約13メートルのジャカランダが1本、また国道135号線沿いの親水公園付近には、街路樹として高さ約3メートルから5メートルのジャカランダが24本植えられています。これらは南米が原産で、美しい紫色の花を咲かせます。
ホウオウボクやカエンボクと共に世界三大花木に数えられるジャカランダは、「熱帯の桜」とも称されています。
熱海では季節を問わず様々な花が観賞できる中で、ジャカランダの季節が特に注目されています。
この紫色の花は「紫の桜」とも呼ばれ、熱海の象徴的な花として知られるようになりました。
海沿いにはジャカランダ遊歩道が整備されており、毎年6月にはジャカランダフェスティバルが開催され、多くの人々がその豊かな花を楽しんでいます。