1854年、アメリカ海軍のペリー提督が率いる黒船が来航しました。
それを記念して、内外の功労者を称えるとともに、世界の平和と国際交流を促進する目的で、1934年（昭和9年）に黒船祭が創設されました。
現在、この祭りでは記念式典や墓前祭が厳粛に執り行われる一方、町や海岸ではさまざまな賑やかなイベントが開催されます。
新緑が美しい季節に開かれる黒船祭は、下田市で最も大きなイベントとして多くの人々で賑わいます。
黒船祭2024いつ？時間や場所など基本情報
黒船祭2024の開催概要は以下となります。
【開催日時】
2024年5月17日（金）13:30～20：40
2024年5月18日（土）9：00～21：15
2024年5月19日（日）9:00～16：00
【場所】
伊豆急下田駅よりすぐ(下田市街各地）
黒船祭2024花火大会は何時から？
下田港で行われる海上花火大会では、港に停泊する船から多彩な花火が夜空へ打ち上げられます。
夜空だけでなく、海面にも映える華やかな光景が鑑賞できるのが魅力です。
複数の打上げ場所が設けられているため、花火は絶え間なく続きます。
特に、黒船祭のハイライトである「海上スターマイン」は、その壮大さで観客を圧倒します。
【開催日時】
2024年5月17日（金）20:15～20:40
※雨天順延
【場所】
下田港
黒船祭2024パレードは何時から？
■海上自衛隊やアメリカ海軍の音楽隊が披露する「公式パレード」
【開催日時】
2024年5月18日（土）11:30～12:30
※雨天中止
【場所】
下田公園前～マイマイ通り～市民文化会館駐車場
■にぎわいコンサート・にぎわいパレード
【開催日時】
2024年5月19日（日）
10:00～11:00
11:00～12:00
【場所】
にぎわいパレード 市民文化会館駐車場～マイマイ通り～市民文化会館駐車場
にぎわいコンサート 市民文化会館駐車場
黒船祭2024イベント内容
【記念式典】
開催日時： 2024年5月18日（土）10:00～11:00
場所： 下田公園 ※雨天 市民文化会館
【再現劇「下田条約調印」】
開催日時： 2024年5月18日（土）12:40～13:10
場所：了仙寺
開催日時： 2024年5月19日（日）12:30～13:00
【フラホーイケ（フラショー）】
開催日時： 2024年5月17日（金）18:20～20:05
※雨天順延
場所： まどが浜海遊公園
場所： 下田市民文化会館駐車場
【きもののファッションショー】
開催日時： 2024年5月18日（土）13:20～14:50
場所：了仙寺
黒船サンセットコンサート
開催日時： 2024年5月18日（土）第一部：15:30～16:15 / 第二部：19:00～21:15
場所： 下田市民文化会館
【着物に着替えて街を歩こう】
開催日： 2024年5月18日（土）10：00～16：00
2024年5月19日（日）10：00～15：00
場所：道の駅開国下田みなと
【時代劇衣装で変身】
開催日時：2024年5月18日（土）11：30～12：30、2024年5月19日（日）11：00～12：00
場所：5月18日の記念パレード、5月19日のにぎわいパレード
黒船祭2024屋台など露店の出店ある？開国市とビアガーデン
黒船祭期間中の3日間、下田市は「開国市」と呼ばれ、街のあちこちで屋台や露店が立ち並びます。
特に、伊豆急下田駅から徒歩約10分の場所にある下田郵便局隣のきずな広場は、最も賑わうスポットです。
たこ焼きや焼きそば、フランクフルトに加えて、輪投げや射的などの屋台も楽しむことができ、地元のグルメを味わうことができます。
また、きずな広場では2024年5月17日から19日にかけて、終日ビアガーデンが開設されます。
日本とアメリカのビールを競う「日・米ビール対決」が行われ、参加者はビアサーバーを背負って売り上げを競います。
ステージでは、音楽ライブや太鼓、ダンスなどのパフォーマンスがビアガーデンを盛り上げます。
黒船祭2024アクセス
【場所】
静岡県下田市 下田公園ほか 下田市街地
【電車】
●東京方面から
東京―サフィール踊子・踊り子号（約2時間40分）―伊豆急下田
東京―新幹線こだま（約50分）―熱海―JR伊東線および伊豆急行線（約90分）ー伊豆急下田
●名古屋方面から
名古屋―新幹線こだま（約2時間）―熱海―JR伊東線および伊豆急行線（約90分）ー伊豆急下田
伊豆急行線伊豆急下田駅より徒歩約10分
【車】
関東方面は小田原から約2時間30分
関西方面は沼津から約2時間
黒船祭2024駐車場
まどか浜海遊公園や道の駅開国下田みなとにも駐車場はありますが、交通規制にご注意ください。
以下の臨時駐車場（無料）が便利です。
【下田小学校】
〒415-0025 静岡県下田市五丁目３-１
黒船祭の歴史
1854年にアメリカ海軍のペリー提督が率いる黒船が来航し、それを記念して開国と国際交流を祝う「黒船祭」が1934年に始まりました。
開港80周年を迎えた際に初めて開催されたこの祭りは、2023年で第84回を数えます。
黒船祭は下田公園での記念式典や墓前祭を含む、厳かな催しとして知られています。
一方、現代の黒船祭は、国際色豊かなイベントが町内や海辺の会場で展開され、文化交流の場としても機能しています。
祭りでは日米和親条約下田条約の調印式の再現劇や海上花火大会、アメリカ海軍・海上自衛隊の音楽隊が演奏するパレードやコンサートが行われ、約20万人が訪れる下田市最大のイベントとなっています。
毎年5月の第三土曜日前後に開催され、伊豆急行線「伊豆急下田」駅では、駅員が着物姿で迎えるなど、幕末の雰囲気を再現しています。
下田商店街では「開国市」と称した市場が設けられ、「幕末タイムスリップ」というテーマのもと、時代衣装を身にまとった人々が街を歩き、大道芸や音楽パフォーマンスが行われます。
また、多数の屋台が出店し、食べ物や飲み物で訪れる人々を楽しませています。
祭りの初日には海上花火大会が、2日目には下田公園で記念式典が行われ、黒船サンセットコンサートなども開催されます。
着物をレンタルして江戸時代にタイムスリップしたような体験ができ、観光施設での割引サービスも提供されます。
黒船祭2024まとめ
江戸時代の末期にアメリカから来た黒船を記念して、静岡県下田市では毎年5月17日から19日に「黒船祭」が開催されます。
厳粛な記念式典や墓前祭と並行して、町中や海辺で様々な活動が行われ、町は活気に満ち溢れます。
今年で85回目となるこの祭りでは、17日には下田港で10年ぶりに2尺玉の海上花火大会が開かれます。
続く18日には、市内の主要通りでアメリカ海軍第7艦隊や海上自衛隊の音楽隊を含む約2.5キロメートルのパレードが1時間にわたって展開されます。
さらに、下田芸者による舞の披露、和親条約の一環としての「下田条約」の調印再現劇、日米親善のための綱引き大会なども予定されています。
また、開国にちなんだグルメの広場も設けられ、多彩な食事が楽しめます。
