松尾大社の節分祭豆まき【2024】混雑する?アクセスや駐車場に見どころやご利益など詳細情報

2024年2月3日に、松尾大社で開催される節分祭にて、特別な儀式が予定されています。

この日の午前10時から、松尾大社の中心にある拝殿で、益田市から来た「石見神楽」の演奏が献納されます。

その後、13時30分には、本殿で節分祭の正式な式典が開始され、その一環として宮司による豆まきが行われます。

この儀式は、拝殿への移動とともに「追難行事」として継続され、疫病を祓うためのものです。

その後、拝殿での別の儀式では、宮司が神聖な弓を取り、3回にわたり弦を引きます。

この行為には、「松尾の神に祈り、悪霊を追い払う」という意味を込めた和歌が伴い、この「鳴弦引目神事」と呼ばれる儀式によって、疫病や悪霊の退散を祈願します。

松尾大社の節分祭豆まき2024何時から?場所やスケジュールなど基本情報

2024年2月3日の土曜日、午前10時より島根県益田市にある神社で、地元に古くから伝わる「石見神楽」が本殿の中心地で捧げられます。

その後、13時30分に始まるこの地域の主要な行事である節分祭の式典が開催されます。

式典では、宮司が豆を撒く伝統的な儀式を執り行った後、本殿から中央の拝殿へと場所を移し、「追難行事」と呼ばれる悪霊追放の儀式が行われる予定です。

さらに、宮司は拝殿で特別な弓矢の儀式、「鳴弦引目神事」を行い、弓の弦を三回引いて和歌を詠みながら悪霊を遠ざける儀式も実施されます。

【開催日】
2024年2月3日(土)

【場所】
松尾大社
〒616-0024 京都府京都市西京区嵐山宮町3

【スケジュール】

●10時~正午
島根県「石見神楽」奉納

●13時30分
節分祭、豆まき、追難行事

●14時15分
鳴弦引目神事、四方奉射神事、福男・福女による初回の豆まき

●15時30分
再度の鳴弦引目神事と四方奉射神事、福男・福女による第二回の豆まき

2月1日以降、初穂料300円で購入可能な福豆には福引き券が付いており、当日の福引きは13時から17時の時間帯に限られ、一人一回のみ利用できます。

松尾大社の節分祭豆まき2024混雑状況について

2月3日の節分祭は通常非常に混雑します。

特に、13:30と14:30に行われる豆まきの時間帯は最も混雑が激しいため、特にお年寄りや子供たちは用心してください。

さらに、2月1日からは福引券つきの福豆が300円で販売中ですが、在庫がなくなり次第終了となりますので、希望の方は早めに会場にお越しいただくことをお勧めします。

節分祭の期間中は非常に寒いですので、外出する際は暖かく着てください。

松尾大社へのアクセス

【場所】
松尾大社
〒616-0024 京都府京都市西京区嵐山宮町3

【電車】
阪急電車「松尾大社」駅下車
JR京都駅→(地下鉄)→四条烏丸→(阪急京都線)→桂→(阪急嵐山線)→松尾大社
所要時間:京都駅から40分

【バス】
JR京都駅→(市バス・嵐山大覚寺行き→松尾大社前
JR京都駅→(京都バス・苔寺行き)→松尾大社前
所要時間:京都駅から40分

松尾大社の駐車場

松尾大社には参拝者用の駐車場が100台分あり、1時間以内なら無料です。

松尾大社のご利益や効果

松尾山の磐座に住む大山咋神は、多くの人々に恩恵をもたらしており、全国各地から多くの訪問者が訪れています。

境内に位置する「亀の井」から湧き出る霊水は、古代からお酒の材料として使われており、お酒の神としても有名です。

境内には、幸せな家庭と長寿を願う「幸運の撫で亀」、恋愛成就、夫婦円満、出世を願う「幸運の双鯉」、願い事を占う「重軽の石」、夫婦円満と恋愛成就の象徴である「相性の松」など、さまざまな願い事を叶えるための場所があります。

欲張りな人にはたまらない場所です。

松尾大社は何の神様?

松尾大社は、京都最古の神社のひとつで、飛鳥時代に建立されました。

昔々、地域の人々は「大山咋神(おおやまぐいのかみ)」を生活の守護神として崇拝し、これを「磐座(いわくら)」に祭りました。

紀元前5世紀に、秦氏がこの地に定住し、松尾山の神である「大山咋神」を一族の総氏神として尊敬し、開拓を行いました。

この神社は開拓、治水、土木工事、建築、商業、文化、寿命、交通、安産など多くのご利益があるとされています。

特に「醸造祖神」を祭る神社として、全国の酒造業者、味噌、醤油、酢などの製造販売業者が多く訪れています。

松尾大社の見どころと歴史

京都にある歴史ある神社、松尾大社は、都の西端に位置し、東端には八坂神社があります。

この神社は特に、酒造の守護神として名高く、毎年春には山吹色の花が境内を美しく彩ります。

この神社はただ美しいだけでなく、見所がたくさんあります。庭園や文化財が豊富で、詳しく学べば学ぶほど魅力的です。

今回は、境内の注目すべき点や訪問時のポイントについてお伝えします。

神社には、大山咋神と市杵島姫命が祀られています。起源は松尾山の頂にある岩座で、古来から崇拝されてきました。

その後、この地に定住した秦氏によって、松尾大神が氏神として祀られるようになりました。

社殿が設置されたのは飛鳥時代で、秦氏の一員が皇命により、山上の岩座から山麓の社殿へと神霊を移し、松尾大社が創建されました。

「神像館」には、平安時代初期に作られた三体の大きな神像が祀られています。

中央には厳しい表情の大山咋神、右に市杵島姫命、左に御子神がいます。

北の賀茂の厳神に対して、松尾の猛霊として敬われるほど、強い霊力を持つ松尾の神々です。

平安時代からは、都を守護する神として崇敬され、現在は洛西地域の氏神として、また醸造家からも深く敬われています。

訪れるべきは、「松風苑」と呼ばれる3つの庭園です。

これらは上古の庭、曲水の庭、蓬莱の庭として知られ、昭和の名庭師、重森三玲氏によって造られました。

特に上古の庭は氏の遺作とされ、松尾山頂の古代の儀式をモチーフにしています。

これらの庭園は四国・徳島県から持ち込まれた青石を使い、ダイナミックに作り上げられています。

特に曲水の庭は、平安時代の雅な宴を偲んで作られたもので、重森家三代にわたる手入れが続けられています。

庭園のテーマは「木」、「光」、「水」で、すべてに共通して「岩」が使われています。これにより、松尾大神の力強さが表現されています。

訪れた際には、その意味を感じながら歩いてみることをおすすめします。

松尾大社の山吹はかつて神職によって植えられ、今では4月から5月にかけて華やかな黄色の花が境内を彩ります。

例年、「山吹まつり」が行われますが、近年は中止となっています。

今年は例年より早く咲き始めているため、花を楽しむならば4月中の訪問が最適です。

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