「大洲まつり」のハイライトは「お成り」という神事で、これは江戸時代の中期から続く300年以上の伝統を持つものです。
「八八の供」とも称されるこの儀式は、かつて大洲藩が参勤交代を行う際の歩調を模しています。
祭りでは、3基の鳳輦(ほうれん:神輿の一種)を中心に、装束姿の参加者がほうきで道を掃く「御先払い」や、長柄の槍を持つ侍役を含む約260人が大洲市内の約10キロメートルを練り歩きます。
このような風景は全国的にも非常に珍しく、訪れた人々にとって見逃せない光景となっています。
ぜひ、市街を練り歩くその壮大な様子を目にしてください。
大洲まつり2024いつ?時間や場所など基本情報
大洲まつり2024開催概要は以下となります。
【開催日】
11月2日(土)、3日(日)
【場所】
大洲市内、メイン会場は肱川緑地(緑地公園)
【スケジュール】
◎11月2日(土)
7:00~14:00 子どもみこしパレード
9:00~9:30 大洲まつり神事・開幕式
9:50~16:20 お成り
11月3日(日) 第42回おまつり村
9:30~ おまつり村開村式
9:30~16:00 模擬店
10:00~15:00 国際交流茶屋
9:50~16:00 ステージショー(郷土芸能)
大洲まつり2024屋台など露店の出店ある?
お祭りに欠かせないのが屋台の食べ物ですね。
屋台では、から揚げやフランクフルトなどのポピュラーなメニューが揃えられるほか、大洲市の地元グルメも楽しむことができます。
特に「いもたき」は、大洲市が発祥の鍋料理とされており、鶏肉や里芋、こんにゃく、しいたけなどを甘辛く煮込んだものです。
この温かい汁物は、体を温めてくれる絶品です。
また、じゃこ天も地元では人気の逸品です。
今年はどのようなグルメが登場するのか、その発表が待ち遠しいですね。
大洲まつり歴史とお成り・子供神輿パレードなど見どころ
大洲まつりで最も注目される八幡神社のお成りは、江戸時代中期に始まったとされ、300年以上の長い伝統を持つ神事です。
この行事では、3基の神輿を核として約250名が時代装束をまとい、大名行列の再現が行われます。
2023年にはこの行列が大洲市の無形文化財に認定されました。
使用される道具の一部は、大洲市の有形民族文化財にも指定されています。
行列は「八八の供」と呼ばれる歩き方で進行し、その先頭で槍を持ったお長柄が独特の美しい歩調を示します。
この伝統的な歩みは、約12kmに渡って江戸時代の装束で練り歩かれ、見る者を魅了します。
また、祭りの会場では太鼓や神楽、獅子舞などの郷土芸能が披露され、芸術の秋にふさわしい和楽器の魅力が楽しめます。
さらに、大洲まつり初日の朝7時からは子供みこしパレードも開催され、見逃せないイベントの一つです。
そして、「おおず浪漫祭」も大いに注目されています。
今回のテーマは「城下のMACHIBITO」で、レトロな雰囲気の街並みには県外や海外からも雑貨店が集まります。
着物の着付けブースも設けられ、和装で情緒あふれる肱南地区を散策するのもおすすめです。
この機会にぜひ大洲市の文化と歴史に触れてみてください。
大洲まつり2024アクセス
【場所】
大洲市内、メイン会場は肱川緑地(緑地公園)
【電車】
JR予讃線 伊予大洲駅から徒歩約10分
【車】
松山自動車道 大洲ICから約10分
大洲まつり2024駐車場
以下の駐車場が用意されています。
【大洲市民会館駐車場】
〒795-0012 愛媛県大洲市大洲891-1
【観光駐車場(大洲警察署跡地)】
〒795-0012 愛媛県大洲市大洲635-9
【大洲市庁舎駐車場】
〒795-0012 愛媛県大洲市大洲1034-2
【大洲まちの駅あさもや駐車場】
〒795-0012 愛媛県大洲市大洲649-1
【肱北緑地公園】
【五郎大橋下臨時駐車場】
〒795-0052 愛媛県大洲市若宮
大洲まつり2024まとめ
大洲市で最大の秋のイベント「大洲まつり」が、多くの見どころとともに開催されます。
この祭りでは、八幡神社から始まる市内を巡る「お成り」と子供みこしパレードが特に注目されています。
また、肱川緑地(緑地公園)に設けられたおまつり広場を中心に、様々な露店が並びます。
ここでは、地元の郷土芸能の発表も行われ、訪れる人々に伝統文化を楽しむ機会を提供します。