尾道は1169年の嘉応元年に港を開き、その港と共に成長を遂げました。
この地域は東西に広がる尾道三山の下、富を築いた豪商たちの支援によって、全盛期には81の寺が建立されたほどです。
海岸線に沿って設置された常夜灯は各寺に向かって灯りをともし、風に左右される帆船(北前船)がこの光を頼りに尾道に入港しました。
「尾道灯りまつり」は、かつての尾道の繁栄を現代に蘇らせ、微かに光るぼんぼりの光を通じて「癒しのまち尾道」の暖かさを感じるイベントです。
このまつりでは、市内の小中学生が描いた夢や願いが込められたぼんぼりが、寺の参道や海岸線に奉納されます。
これにより、地域の歴史や文化、伝統に触れ、自らの町への誇りと地域愛を育む機会となっています。
尾道灯りまつり2024いつ?時間や場所など基本情報
尾道灯りまつり2024開催概要は以下となります。
【開催日】
2024年10月12日(土)
※順延日:2024年10月13日(日)
【時間】
18:00~20:30
【場所】
JR尾道駅前緑地帯、市内16か所の寺院など
尾道灯りまつり2024アクセス
【場所】
JR尾道駅前緑地帯、市内16か所の寺院など
尾道灯りまつり2024駐車場
尾道灯りまつり2024では、専用の駐車場の設置はありません。
周辺地域にはいくつかの駐車場が存在しますが、例年通り、これらの駐車場は開催日には早い段階で満車となることが多いです。
尾道灯りまつりは18:00から始まりますが、車での来場を予定している方は、混雑を避けるためにも事前に早めに出発することを推奨します。
尾道灯りまつり2024ぼんぼりやライトアップ等の見どころと楽しみ方
2024年の尾道灯りまつりでは、尾道駅前港湾緑地や尾道本通り、さらに市内の多くの寺院の参道や境内に、約34,000個の灯りが点灯される予定です。
ぼんぼりのやさしい光は見る人々に温かさを与え、街並みや寺院の風景を幻想的に彩ります。
ぼんぼりが設置される場所は多岐にわたります。下記にその一部を列挙します:
■ 寺院
済法寺、持光寺、海福寺、光明寺、宝土寺
千光寺、天寧寺、妙宣寺、正授院、善勝寺
大山寺、西國寺、正念寺、西郷寺、浄土寺、海龍寺
■ その他の場所
しまなみ交流館前、尾道駅前東御所緑地、みんなの広場はっち
れんが坂、向島兼吉地区、尾道市立美術館、ハッピークボ
尾道本通り、爽籟軒庭園、尾道中央ビジターバース、市立中央図書館
千光寺山ロープウェイ山頂駅
これらの場所では、訪れる人々がどの地点を選んでも美しい光景に出会えることでしょう。
【イベント】
尾道駅前
東御所緑地 17:40~
17:55~(点灯式)
コンサート 尾道市立大学ラテン部
尾道駅前
東御所緑地 18:00~ おのみち海辺のコンサート
済法寺 13:00~18:00
18:30~ 茶道クラブ呈茶席(100名限定)
茶券代:400円
歌とフルートのコンサート
正授院 17:30~20:00 音楽イベント「尾道灯りまつりと繋がる調べ」
正授院本堂
入場無料/飲食不可
西國寺 18:00~ 栗原中学校音楽部による演奏
海龍寺 19:00~21:00 軽音楽バンド演奏会
向島兼吉地区 19:00~ 混声合唱団コンサート
千光寺 18:30~
(約20分間) 夢キラ合唱部によるコンサート
宝土寺 一部
18:00~
二部
18:30~ 箏とリコーダーの演奏
西郷寺 18:00~ ブラスバンド部による演奏
尾道灯りまつり2024歴史や由来
1169年に港としての歴史をスタートした尾道は、東西に広がる尾道三山の地域で、港の繁栄と共に富を蓄えた豪商たちの支援により、全盛期には81寺院が建設されました。
海岸線には、各寺院へと導く灯りが点され、これらの灯りを頼りに帆船が安全に入港していたとされています。
この歴史的な風景を現代に再現するのが「尾道灯りまつり」です。
この祭りでは、尾道市内の小中学生が描いた夢や願いを込めたぼんぼりが奉納されます。
これにより、子どもたちは自分たちの作品が尾道の歴史や文化、伝統の一部として扱われることから、自身が育った町への愛着と誇りを深めることができます。
尾道灯りまつり2024まとめ
尾道水道に面した雁木から、尾道三山の斜面に位置する寺々に至る参道や境内で、約25,000個の灯りがともされ、かつて北前船の航海の目印とされた常夜灯の情景を再現しています。
また、祭りの時期には通常非公開のお寺の貴重な宝物を展示する「寺宝展」や、様々なライブイベントも開催されるため、尾道の夜をゆったりと散策するのに最適な機会です。