川内大綱引き【2024】日程に時間と場所にルールや結果に歴史とアクセスと駐車場など詳細情報

毎年9月の秋分の日の前日に、鹿児島県薩摩川内市で繰り広げられる伝統的なイベントがあります。

この行事には、地元自衛隊、建設業者連合、地域の高校生や中学生、市民などが集い、一致団結して綱引きが実施されます。

この綱引きで使用されるのは、長さ365メートル、重さ約7トンにも及ぶ日本最大級の綱です。

この行事の歴史は古く、420年以上にわたり続いています。

その起源は、関ヶ原の戦いの際に島津義弘が兵士の士気を高める目的で始めたとも言われています。

また、この行事は鹿児島県の無形民俗文化財に指定されています。

大綱引きの当日は、朝から約1500人が集まり、365本の縄を半日かけて一つの大綱にまとめ上げます。

夜には、その長さ365メートル、重さ7トンの大綱を、約3000人の裸の上にサラシを巻いた男たちが、一斉に力を合わせて引っ張ります。

この綱引きでは、相手チームの進行を妨げるため、押し隊と呼ばれる参加者たちが相手側に押し入り、激しく身体をぶつけ合う迫力ある光景が展開されます。

川内大綱引き2024日程に時間と場所など基本情報

鹿児島県薩摩川内市で行われる「川内大綱引き」は、毎年9月の秋分の日の前日に開催されます。

このイベントは朝から始まり、大綱を作るための練り上げ作業が行われます。

夜には、およそ3,000人の情熱的な男たちが力を合わせて巨大な綱を引き、その壮絶な光景は見る者を圧倒します。

こうして展開される川内大綱引きの迫力ある様子を紹介いたします。

【開催日】
2024年9月22日(日)
※雨天決行

【時間】
6:00~22:00

【場所】
国道3号線 向田側(鹿児島県薩摩川内市向田町 大平橋通り)

【スケジュール】
6:00 県道川内・串木野線 交通規制開始

8:00 縄出し開始(大綱のもととなる縄を道路にのばします)

10:00 綱練り開始(縄にヨリを加えて綱に練り上げます)

11:30 シンコ入れ

14:00 綱練り終了

15:00 ワサ造り終了

15:30 綱出し開始、国道3号線全面通行止め交通規制開始

16:00 綱出し完了

19:00 神事・ダン木祭り(ダン木まで入場し、安全祈祷があります)

20:15 大綱引開始(太鼓の合図とともに大綱引きが開始されます)

22:00 大綱引終了、会場清掃(審判から勝敗の判定があります)

23:00 国道3号線全面通行止め交通規制解除

公式サイトはコチラ>>

川内大綱引き2024ルールについて

川内大綱引きは、通常の綱引きとは異なる独自のルールで展開されます。

競技は中央に位置するダン木を軸に、川内川側を下と定め、チームは赤の上方(かみがた)と白の下方(しもがた)に分かれて争います。

参加者の数に制限がないため、多くの人が集まり、勝利を目指して熱い戦いが繰り広げられます。

四つの特別な部隊が構成されています。

一つ目は、「太鼓隊」です。各方向から綱の横に10人が配置され、太鼓を激しく打ち鳴らします。この太鼓のリズムが綱引きのテンポを決定します。

二つ目は、「押し隊」。綱の中央に位置し、直接的な肉弾戦を展開して相手の陣形を乱します。

相手の地に踏み込むことも可能で、その激しい攻防は見応えがあります。

三つ目は、「引き隊」。太鼓の合図に合わせて力強く綱を引きます。

綱を持ち上げたり、その場に座り込んで動かないようにするなど、多彩な戦術を駆使して勝利を目指します。

四つ目は、「ワサ隊」。ワサとは綱の端にある厚みのあるリング部分のことです。不利な状況になった場合、このワサをダン木にかけて相手の動きを封じます。

これにより一時的に形勢を立て直し、逆転を狙います。ワサを掛けることができなければ、その時点で勝敗が決することもあります。

この大綱引きは約2時間続き、特定の時間が経過すると綱の中央部にノコ(斧)が入れられ、その時点で自陣側に綱の中央があればそのチームの勝利となります。

ノコで綱が切られるため、使用された綱はその年限りでの使用となります。

このように、年に一度の川内大綱引きは、その独特なルールと激しい競技内容で、多くの人々を魅了します。

川内大綱引き2024アクセス

【場所】
国道3号線 向田側(鹿児島県薩摩川内市向田町 大平橋通り)

【電車】
JR「川内」駅から徒歩10~20分

【車】
南九州道「薩摩川内都インターチェンジ」から国道3号線で約10分

川内大綱引き2024駐車場

公式駐車場ではありませんが、近くの駐車場を紹介します。

【川内駅西口駐車場】
鹿児島県薩摩川内市鳥追町8
料金:最初の1時間無料後、60分150円、1日最大900円

【薩摩川内市営横馬駐車場】
鹿児島県薩摩川内市横馬町4
料金:最初の1時間無料後、60分100円、1日最大500円

【Dパーキング川内駅平佐口(東口)駐車場】
〒895-0012 鹿児島県薩摩川内市平佐1丁目4
料金:60分100円、1日最大600円

【隈之城川公園駐車場】
〒895-0054 鹿児島県薩摩川内市若松町10
料金:最初の1時間無料後、60分100円、1日最大600円

川内大綱引き2024交通規制

当日は交通規制があるので注意してください。

交通規制の詳細はコチラ>>

川内大綱引き歴史や見どころ

川内大綱引きは、424年にわたる長い歴史を持つ伝統行事であり、鹿児島県の無形民俗文化財としても認定されています。

2024年3月には、この伝統行事がさらに国の重要無形民俗文化財に指定され、地域の文化としての価値が一段と認められ、地元の誇りが増したことは大きな話題となりました。

この行事は、関ヶ原の戦いで兵士の士気を高めるために島津義弘公によって始められたと伝えられています。

参加者たちが赤と白のチームに分かれ、それぞれが島津氏の家紋が描かれた旗を持って入場する様子は、その歴史的背景を色濃く反映しています。

イベントは向田側と大小路側で年ごとに交互に開催され、2024年は向田側での開催が予定されています。

大綱作りは、陸上自衛隊、建設業協会、地元高校生、中学生、市民など約1,500人が協力して行われます。

これらの参加者が365本の縄を使って、日本最大の綱を作り上げます。

この綱は長さ365メートル、重さ約7トン、直径約40センチメートルに及びます。

夜間の綱引きでは、約3,000人の上半身裸にサラシを巻いた男たちが「ハダカ」と呼ばれ、力強く綱を引き合います。

綱の中央で、各陣営の押し隊が相手の進行を妨げ、自陣の防衛を図りながら激しくぶつかり合います。

この迫力満点の光景は、見る人々を圧倒し、地元の伝統と力のぶつかり合いを感じさせます。

川内大綱引きの魅力を現地で体感するのも良いでしょう。

また、観客も参加して綱を引く体験ができるので、直接この伝統に触れることが可能です。

川内大綱引き2024まとめ

薩摩川内市で行われる大綱引きのイベントが毎年開催されます。

この綱引きでは、長さ365メートル、直径40センチメートル、重さ7トンの巨大な綱が約3000人の若者たちによって引かれる様子が圧巻です。

攻撃的な役割を担う「押し隊」と称されるグループが敵陣に突入し、熾烈な戦いを繰り広げます。

このイベントは早朝から始まり、大綱を作る「綱練り」の作業を皮切りに、「ダン木祭」(安全祈願を行う儀式)へと進み、最終的に大綱引きへと移行します。

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