鎌倉ぼんぼり祭り【2024】いつ?時間や場所に屋台やアクセスに駐車場など詳細情報

鎌倉の夏の風物詩として知られるぼんぼりの明かりが広がる季節の祭りです。この祭りは毎年8月、立秋の前日から9日まで続けられます。

祭りは立秋の前日に開かれる夏越祭から始まり、古来より行われている夏の終わりの浄化の儀式、疫病や災害を払い平穏と豊作を願う茅の輪くぐり、そして巫女の舞が披露されます。

立秋の日には、夏の安全を感謝し、豊かな秋を迎えることを祝う立秋祭が執り行われ、神域で育てられた鈴虫が奉納されます。

また、源実朝の誕生日である9日には実朝祭が開催され、俳句会や短歌会などの文化的なイベントが行われます。

境内では、夕暮れ時にぼんぼりが灯され、屋台も並び夜遅くまで賑わいます。

参道には鎌倉に縁のある文化人や著名人が描いた約400点の書画で飾られたぼんぼりが設置され、夜にはその灯りが幻想的な雰囲気を創出します。

この光景は訪れる人々にとって夏の特別な記憶となるでしょう。

鎌倉ぼんぼり祭り2024いつ?時間や場所など基本情報

2024年の鎌倉ぼんぼり祭りは、8月6日の火曜日から8月9日の金曜日まで、4日間にわたって鶴岡八幡宮で開催されます。

この祭りの詳細なスケジュールは以下の通りです:

8月6日には夏越祭が開催され、この日には伝統的な「茅の輪くぐり」と「夏越の舞」が行われます。

8月7日には立秋祭が行われ、この際、地元で育てられた鈴虫が神前に捧げられます。

8月9日には実朝祭が開かれ、短歌会も同時に催されます。

鎌倉はかつて国の中心であり、鶴岡八幡宮は鎌倉時代を通じて「鎌倉の守り神」として、また「武士の守り神」として人々の心の支えとなっていました。

この歴史深い鶴岡八幡宮で、普段見ることのできない特別な行事を楽しむことができる鎌倉ぼんぼり祭りは、その幻想的な風景と共に、訪れる人々に特別な時間を提供します。

【開催期間】
2024年8月6日(火)~2024年8月9日(金)

【時間】
8月6日⇒15:00~
8月7日⇒17:00~
8月9日⇒10:00~

【場所】
鶴岡八幡宮

神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目1-31

鎌倉ぼんぼり祭り2024屋台など露店の出店ある?

2023年の鎌倉ぼんぼり祭りでは、数えるほどの屋台や露店が出店していた様子です。

2024年の鎌倉ぼんぼり祭りの屋台や露店の具体的な出店情報はまだ見つかっていませんが、昨年の状況から推測すると、今年もいくつかの屋台が出店する可能性はありそうです。

ただし、通常この祭りでは屋台や露店の数は10店舗程度と限られています。

鎌倉には、おいしいレストランやカフェが充実しており、和食や洋食、中華はもちろん、江ノ島が近いために新鮮なしらすを使った料理や、地元で採れる「鎌倉野菜」を楽しめる食事処も多くあります。

また、カフェやスイーツを提供するお店も多いので、食事やカフェタイムには困らないでしょう。

祭りでの食事については、鶴岡八幡宮の外にあるレストランやカフェでメインの食事を済ませ、祭りの屋台でベビーカステラのような軽い甘味を楽しむのも良い選択かもしれません。

鎌倉ぼんぼり祭り歴史や見どころなど

鎌倉ぼんぼり祭りは、鎌倉文士たちが中心となり組織した「鎌倉ペンクラブ」によって始まりました。その最初の祭りは1938年(昭和13年)、立秋の前日に開催された夏越祭でした。

この祭りでは古くから夏の終わりに行う祓え ritual、夏越の祓いを源平池周辺で執り行い、その後、参道で「茅の輪くぐり」が行われます。

この儀式を通じて、疫病や災害の除去と世の中の平和、五穀の豊穣を祈願します。

また、舞殿では巫女が「夏越の舞」を奉納し、その美しさが訪れる人々を魅了しています。

1942年(昭和17年)には実朝祭が始まり、これは源実朝公の誕生日を記念して開始されたものです。

実朝公が生前に文芸に秀でていたことから、この日には俳句や短歌の会が催されます。

1950年(昭和25年)には立秋の日に立秋祭が開催されるようになり、夏の安全を感謝し、豊かな秋の訪れを告げる祭りとなりました。

この際、鶴岡八幡宮で育てられた鈴虫が神前に供えられます。

1942年以降、実朝祭が8月9日に固定されたことで、立秋の前日、立秋、そして8月9日の祭りが連続して行われるように一体化しました。

境内には鎌倉にゆかりのある文化人や著名人によって描かれた約400点の書画がぼんぼりとして展示され、参道に並べられます。

夜が訪れると、これらのぼんぼりに灯りがともされ、多くの人々で賑わいます。

この祭りは非常に格式高く、その内容を深く知るほど興味深いものがあります。

有名な作家やアーティストによって描かれたカラフルなぼんぼりは、訪れる人々を魅了し、しばしば人だかりができるほどです。

お気に入りのぼんぼりを探してみるのも、この祭りの楽しみ方の一つでしょう。

鎌倉ぼんぼり祭り2024アクセス

【場所】
鶴岡八幡宮
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31

【電車】
JR、江ノ電鎌倉駅東口から徒歩10分

【車】
横浜横須賀道路の朝比奈インターチェンジから、県道204号線を鎌倉駅方面へ約5キロ

鎌倉ぼんぼり祭り2024駐車場

鶴岡八幡宮に参拝者用の駐車場があります。

【鶴岡八幡宮 参拝者専用駐車場】
〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目18-31

鎌倉ぼんぼり祭り2024まとめ

鶴岡八幡宮で毎年8月の立秋の前日から9日まで続く夏祭りは、その期間に三つの重要な祭事が行われます。

立秋の前日には「夏越祭」、立秋当日には「立秋祭」、そして源実朝の生誕日である8月9日には「実朝祭」が開催されます。

夕方になると、鶴岡八幡宮の参道や流鏑馬馬場の周辺、舞殿周辺に、鎌倉に関連する文化人や著名人によって描かれた約400点のぼんぼりが灯され、境内全体が幻想的な雰囲気に変わります。

このぼんぼり点灯の伝統は、1938年(昭和13年)に鎌倉文士らによって設立された「鎌倉ペンクラブ」のメンバーが、海水浴客に鎌倉の文化をより身近に感じてもらうために始めたものです。

1942年(昭和17年)に実朝祭が8月9日に正式に設定されて以降、立秋の前日から実朝祭を含む一連の祭事として確立されました。

この期間中の祭りは、文化的な豊かさと歴史的意義を讃え、多くの参拝者に親しまれています。

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