春宮から秋宮へ御霊代を移転する遷座祭が行われます。
この遷座祭では、御霊代の後に翁媼人形を載せた柴舟が曳かれるため、お舟祭りとも称されています。
地域の氏子たちが主に担当する「御頭郷」という区域では、数百の氏子が協力し、長さ10メートル、重さ5トンの巨大な舟を御柱祭のように力強く曳行します。
祭りの前夜には、宵祭りが開催され、氏子たちによる長持ちや神輿のパレードが賑やかに展開されます。
お舟祭り下諏訪2024いつ?時間や場所に花火など基本情報
2024年にも長野県の下諏訪で「お舟祭り」が行われる予定です。
このお舟祭り2024の具体的な日程、開始時間、開催場所、そして納涼花火大会の予定について以下の通りご案内します。
通常、7月31日に行われる宵祭りのハイライトとして、水月公園で「納涼花火大会」が開催されることが恒例ですが、2024年は開催が見送られることになりました。
来年の開催を楽しみに待ちましょう。
【開催日程】
2024年7月31日(水)・8月1日(木)まで
宵祭り 7月31日(水)
本祭り 8月1日(木)
【時間】
7月31日 15:30~21:00
8月1日 13:00~
【場所】
諏訪大社下社春宮~諏訪大社下社秋宮周辺
【イベント】
◎納涼花火大会 ※2024年は開催しません
◎宵祭り 7月31日(水)
場所:踊り広場(四ツ角第1駐車場)
16:00から16:10 開会式
16:10から16:20 下諏訪南小学校 2年生
16:20から16:30 下諏訪南小学校 4年生
16:30から16:40 下諏訪北小学校 2年生
16:40から16:50 下諏訪北小学校 4年生
17:00から17:30 下諏訪フォークダンス
17:30から17:50 甲斐犬人
17:50から18:30 桜 まゆみ
18:45から20:45 民謡踊り
■宵祭りパレード(御田町→四ツ角→秋宮前)
17:30から 下諏訪COSMOS NEO
17:40から 第10区 富部子供みこし会
17:55から 下諏訪神輿陸会
18:10から 子ども長持ち・長持ち
■太鼓(秋宮境内)
17:10から17:30 下諏訪社中学校 絆太鼓
17:40から18:10 諏訪神太鼓
18:30から18:50 諏訪聾太鼓連
◎本祭り 8月1日(木)
柴舟曳行予定
14:00 春宮
15:45 国道魁町交差点
17:00 大社通り
17:30 秋宮
お舟祭り下諏訪2024屋台など露店の出店ある?
祭りの雰囲気を一層楽しくする屋台や露店の出店が注目されます。
2024年の下諏訪お舟祭りでは、屋台や露店が宵祭りの日である7月31日の夕方から夜にかけて設置されることになっています。
◎2024年7月31日
場所:四ツ角第1駐車場
■祭り広場 15:30?20:30
・おかみさんによるもてなし
・エンターテインメントゲームコーナー
・長和町の特産品市 16:00開始
■商栄会イベント広場 16:00?21:00
・ビアガーデン
・アミューズメントゲームコーナー
・おもちゃの販売
このように、各種イベントが祭りを盛り上げます。
お舟祭り下諏訪2024アクセス
【場所】
諏訪大社下社春宮~諏訪大社下社秋宮周辺
【電車】
JR下諏訪駅下車 諏訪大社下社秋宮まで 徒歩10分
【車】
長野自動車道路岡谷インターチェンジから10分
中央自動車道路 諏訪インターチェンジから20分
お舟祭り下諏訪2024駐車場
以下の臨時駐車場が用意されています。
【下諏訪町役場駐車場】
〒393-0000 長野県諏訪郡下諏訪町4613-8
【下諏訪総合文化センター】
〒393-0087 長野県諏訪郡下諏訪町西鷹野町4611-40
【赤砂崎駐車場】
〒393-0046 長野県諏訪郡下諏訪町東赤砂10944
お舟祭り下諏訪2024交通規制
祭り期間は交通規制があるので、注意してください。
お舟祭り下諏訪の歴史や由来に見どころなど
下諏訪のお舟祭りの起源については明確な記録が残されていないものの、明治時代中期には「諏訪の裸祭」と呼ばれる若者たちが裸で柴舟を担ぐ祭りが行われていたとの記述があります。
この祭りは毎年7月31日の宵祭りと8月1日の本祭りで続けられています。
お舟祭りのハイライトは、本祭りの際に行われる遷座(せんざ)の行列で、この柴舟曳行は見応えがあります。
大きな柴舟が地元の氏子によって曳かれる姿は、非常に迫力があります。
この舟の総重量は約5トンにもなり、300人を2班に分けて曳行する様子は圧巻です。
柴舟に乗る人数も以前の20人から12人へと減らして負担を軽減しています。
最後の秋宮前大社通りでの「お舟返し」は行われず、両班が協力して坂を一気に上げる計画です。
さらに、今年は子どもたちの行列参加や稚児・舞姫行列は実施されない予定となっています。
お舟祭り下諏訪2024まとめ
諏訪大社下社における年間最大の祭典で、御霊代を春宮から秋宮に移すためにお舟を用います。
この舟には翁と媼の神像が設置され、御頭郷(この柴舟を担当する地区)の氏子たちが木遣りの調子に合わせて秋宮へと舟を曳行します。
途中、長持ちや神輿が地域を巡ります。
祭りの前夜、宵祭りが行われ、町内は歩行者天国に変わります。
このとき、花火や夜店、長持ち、神輿の行列や木遣りの競演が展開され、華やかな雰囲気に包まれます。