群馬県の長野原町の川原湯温泉の湯かけ祭り。
赤白のふんどしを身にまとった男たちが、「お祝いだ!お祝いだ!」と力強く叫びながら、お湯をかけあいました。
すると、すぐに湯気が立ち上がりました。
川原湯音頭のメロディが鳴り響く中、叫び声は続きました。
祭りのハイライトは、約4メートルの高さに吊るされたくす玉に向かってお湯をかけ、その中から飛び出した4羽のニワトリを捕まえて祭壇に捧げる瞬間です。
近くで観戦できますが、観客にも予告なくお湯がかかる可能性があるため、注意深く楽しんでください。
川原湯温泉 湯かけ祭り2024いつ?時間や場所など基本情報
群馬県の長野原町の川原湯温泉の湯かけ祭りの開催情報となります。
【開催日】
2024年1月20日(土)
【時間】
朝5:00から朝7:00まで
【場所】
川原温泉共同浴場王湯
群馬県吾妻郡長野原町川原湯491-6
【料金】
見学は無料
川原湯温泉 湯かけ祭り2024由来
源頼朝が温泉を発見してから約400年が過ぎるある日の事、突然温泉が出なくなってしまいました。
村の住民たちは困っていましたが、ある人が温泉の代わりに卵をゆでた匂いを感じました。
そのため、彼らはニワトリを生け贄として捧げ、祈りを捧げた結果、再び温泉が湧き出し、村人たちは祝宴を催すことになりました。
最初は「お湯が戻った、お湯が戻った」と言って喜んでいましたが、やがて「お祝いだ、お祝いだ」と叫びながら、みんなでお湯をかけ合う風習が生まれました。
これが厳しい冬の朝に賑やかに行われる奇妙な祭り、湯かけ祭りの始まりでした。
川原湯温泉 湯かけ祭り2024アクセス
【場所】
川原温泉共同浴場王湯
群馬県吾妻郡長野原町川原湯491-6
【電車】
JR吾妻線 川原温泉駅から徒歩15分
●川原温泉駅までの行き方
・東京(上越新幹線50分)-高崎(吾妻線75分)-川原温泉駅
・上野(新特急「草津号」2時間20分)-川原温泉駅
【車】
関越自動車道渋川伊香保インターチェンジ(国道17号線10分)-白井上宿信号(国道353号線、国道145号線50分)-川原温泉
上信越自動車道上田インターチェンジ(国道144号線40分)―鳥居峠(国道144号線20分)―嬬恋村(国道144号線、国道145号線30分)-川原温泉
上信越自動車道碓氷軽井沢インターチェンジ(国道18号線20分)-中軽井沢(国道146号線、国道145号線40分)
川原湯温泉 湯かけ祭り2024駐車場
収容可能台数約30台の駐車場あり。
川原温泉の駅周辺にも無料の駐車場あり。
川原湯温泉 湯かけ祭り2024歴史と見どころについて
川原温泉の歴史は、約800年前の源頼朝の時代に始まります。
源頼朝は浅間狩りの際に温泉を発見しましたと伝えられています。
約400年後の江戸時代には、突然温泉が湧かなくなりました。
地元の住民たちは困っていましたが、ある一人が温泉の匂いがにわとりの卵をゆでた匂いに似ていることに気づきました。
それから、村人たちはニワトリを生け贄に捧げ、お祈りをしました。
奇跡的に、お湯は再び湧き出すようになったとされています。
この出来事を祝して、お湯を掛け合う祭りが始まり、それが現在の「お湯かけ祭り」の起源とされています。
川原温泉の泉質は硫黄、カルシウム、ナトリウム、塩化物、硫酸塩温泉です。
また、神経質、リウマチ、胃腸の病、婦人病などに効果があると言われています。
お祭りの当日にはお湯に入ることはできませんが、別の日に訪れて温泉を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
お湯かけ祭りは、たいまつを持ったふんどし姿の人々が湯の奉納「分湯の儀」から始まり、その後、叫びながらお互いに桶のお湯を掛け合って祝福の意を表します。
観覧者はお湯に濡れる可能性があるため、雨合羽が必要です。
神事が終わった後には、お酒、みかん、甘酒も提供されます。
川原温泉は2014年に新しい場所に移転し、湯かけ祭りも新しい場所で始まりました。
現地で湯かけ祭りを見学するために雨合羽を準備して、非日常的な体験を楽しんでください。きっと思い出に残る1日になるでしょう。
川原湯温泉 湯かけ祭り2024どんな祭りなの?
温泉街で行われる奇祭として知られている祭りがあります。
この祭りは、源頼朝が温泉を発見してから約400年後に、突然温泉が枯渇したときに始まったとされています。
村人たちは湯元に行ってみると、ゆで卵のような臭いが漂っていました。
そこで、鶏を生贄に捧げて祈願することとなり、その祈りの結果、湯が再び湧き出しました。
これを祝して、毎年1月20日の大寒の未明に行われる祭りでは、人々が褌を紅白で区別し、2つのグループに分かれて褌一丁で「お祝いだ、お祝いだ」と叫びながらお湯を掛け合います。
祭りのクライマックスでは、鶏の入ったくす玉が割れ、鶏を捕まえた者は幸運を得たとされています。
ちなみに、「お祝いだ」という掛け声は、かつての「お湯湧いた」から変化したものだと言われています。