霧降高原のキスゲ平園地で、ニッコウキスゲの花が次第に最盛期を迎えつつあります。
この高原は赤薙山の斜面に位置し、標高約1200メートルの地点に広がっています。
近くには『大笹牧場』という観光地もありますが、『キスゲ平園地』はニッコウキスゲの自生地として特に有名です。
毎年6月の終わりから7月の終わりにかけて、およそ26万株のニッコウキスゲが花を咲かせ、斜面を黄色の花で埋め尽くす壮大な景色が広がります。
霧降高原ニッコウキスゲ2024開花状況や見頃の時期いつ?
霧降高原キスゲ平におけるニッコウキスゲの開花シーズンは通常、6月の終わりから7月の中旬にかけてです。
この地域のニッコウキスゲは、低い標高から順番に花を咲かせ始めます。
霧降高原のニッコウキスゲの最盛期や開花時期は、年による気候変動に左右されることがあります。
2024年6月17日時点で、霧降高原キスゲ平のニッコウキスゲは、「天空回廊」の500段目以下で3分咲きを示し、500段目以上ではまだ開花が始まっていない状況です。
霧降高原ニッコウキスゲ2024見どころとオススメのコース
栃木県日光市に位置する霧降高原(きりふりこうげん)は、赤薙山(あかなぎさん)の東側斜面に広がる、標高約1200mから1700mに及ぶ広大な高原です。
春は多彩なツツジが、秋には紅葉が楽しめ、冬はスノーシューでのアクティビティが可能と、四季折々の自然が楽しめます。
霧降高原での撮影のハイライトの一つは、渓谷をまたぐ「六方沢橋」です。ここからは、山並みや栗山ダム、遠くには筑波山を含む圧巻の景色が広がります。
また、春から夏にかけては緑豊かな景観、秋には美しい紅葉が訪れる人々を魅了します。
霧降高原は高山植物の宝庫としても知られ、3月下旬にはマンサクの花が咲き始め、4月から6月にかけてはカタクリやツツジ類など100種以上の花が次々と開花します。
特に有名なのはニッコウキスゲで、初夏には約26万株が花盛りを迎え、黄色い花が高原を覆います。
ニッコウキスゲは日光の地に自生していることからその名がつけられ、霧降高原では小丸山の麓から山頂にかけて広がる群生地を見ることができます。
全国的にも知られるニッコウキスゲの群生地としては、霧降高原のほか、福島県、群馬県、新潟県にまたがる尾瀬や長野県の霧ケ峰があります。
霧降高原キスゲ平は、トレッキングコースが整備されており、5月から10月にかけて、カタクリ、カラマツソウ、シロヤシオ、ニッコウキスゲ、クガイソウ、コバギボウシ、シュロソウ、タムラソウ、ツリガネニンジン、そしてワレモコウなど、季節ごとに異なる花が楽しめます。
散策ルートは、高原の花観察コース(約60分)、バリアフリーコース(約20分)、そして天空回廊往復コース(約90分)と様々あり、それぞれが異なる魅力を提供します。
1445段の天空回廊を登ることで、花々の絶景を眺めながらの登山が楽しめ、小丸山の展望台からは東京スカイツリーや富士山も見えることがあります。
霧降高原キスゲ平は気温が関東地方の平地よりも8℃~10℃低く、霧の日が多いため、訪れる際は暖かい服装をお勧めします。
また、「山のレストラン」では、霧降高原の豊かな自然に囲まれた景色を楽しむことができ、テラス席からは霧降の滝や日光連山などの美しい景観を眺めることができます。
霧降高原ニッコウキスゲ2024アクセス
【場所】
日光市霧降高原 キスゲ平園地
〒321-1421 栃木県日光市所野1531
【電車】
JR日光駅、東武日光駅から東武バス霧降高原または大笹牧場行きに乗り「霧降高原」下車約30分(バスは4/1~11/30のみ運行)霧降高原下車から徒歩
【車】
日光宇都宮道路日光ICから霧降方面へ約30分
霧降高原ニッコウキスゲ2024駐車場
第1~第3まで無料駐車場が用意されています。
霧降高原ニッコウキスゲ2024ライブカメラある?
以前はありましたが、今ななくなってしまいました。
一応、昔のURLを掲載しておきます。
霧降高原の雲海
時期や天候によりますが、雲海情報は公式サイトで確認することが可能です。
霧降高原の読み方
一応、確認しておきます。
霧降高原の読み方は、
きりふりこうげん
となります。
霧降高原ニッコウキスゲ2024まとめ
キスゲ平園地内には、ハイキングコースが設けられており、広がるニッコウキスゲの美しい景観を楽しみながら散歩できるのが魅力です。
また、1,445段の「天空回廊」と名付けられた階段を含む遊歩道が整備されており、20分から90分の間で選べる複数のコースがあります。
散策すると、標高約1300メートルからは太平洋(鹿島灘)や晴れた日には富士山などの壮大な景色が望めることもあります。
「天空回廊」の最高点にある「小丸山展望台」からは、富士山や関東平野を一望することができます。
赤薙山の東側斜面、標高約1200~1700メートルの範囲には、草原や湿地帯にニッコウキスゲが広範囲にわたって群生しており、約1ヶ月の間に徐々に花が開いていきます。
その花はオレンジ色で鮮明ですが、生命は儚く、一日でしぼむ特性があります。
晴れた日には、その鮮やかな花の姿が驚くほど美しい光景を提供します。