「さっぽろホワイトイルミネーション」は、日本を代表するイルミネーションイベントで、今回が43回目の開催となります。
このイベントは、札幌の冬を彩る風物詩として、市民や観光客に楽しんでもらっています。
同時に、札幌の姉妹都市であるミュンヘンの伝統的なクリスマス市と一体的に開催され、初冬の都市空間に賑わいと魅力を生み出しています。
大通1丁目から6丁目までの大通会場では、それぞれ魅力的なイルミネーションが広がります。
新しいシンボルオブジェも登場し、大通公園は一層輝き、きらめきます。特に「エメラルド・フォレスト」と呼ばれるグリーンに輝く光の迷路など、見どころが満載です。
札幌ホワイトイルミネーション(2023-2024)場所や時間など基本情報
会場ごとに開催期間なども異なるのでまとめて紹介します。
■大通会場: 大通西1~6丁目
【開催期間】
2023年11月22日(水)~12月25日(月)
■駅前通会場 :北4条~南4条西3丁目
【開催期間】
2023年11月22日(水)~2024年2月11日(日)
■南一条通会場:南1条西1~3丁目
【開催期間】
2023年11月22日(水)~2024年3月14日(木)
■北3条広場(アカプラ)会場 :北2条西4丁目
【開催期間】
2023年11月22日(水)~2024年3月14日(木)
■札幌南口駅前広場会場:北5条西5丁目
【開催期間】
2023年11月22日(水)~2024年3月14日(木)
■第22回ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo:大通西2丁目
【開催期間】
2023年11月22日(水)~12月25日(月) 11:00~21:00 (飲食ラストオーダー20:45)
★ライトアップ時間
16:30~22:00
札幌駅南口駅前広場会場は16:30~24:00
※期間中、日没時間によって点灯時間変更の可能性あり
札幌ホワイトイルミネーション(2023-2024)入場料はいくら?
全て無料です。美しいイルミネーションを無料で存分に楽しむことが出来ますよ。
食べ物や飲み物そして、お土産などにお金を沢山使えますね^^
札幌ホワイトイルミネーション(2023-2024)の魅力や見どころ
初めて開催されたのは昭和5年12月12日で、日本初のイルミネーションイベントとして注目を集めたのが札幌ホワイトイルミネーションです。
このイベントは、単なる光を町に灯すだけでなく、芸術的なオブジェや幻想的な音楽と共に町を美しく彩るものであり、多くの人に長年にわたり愛されています。
北海道の冬の観光を盛り上げるために始まったこのイベントは、北海道を代表する冬の行事である札幌雪まつりと一緒に楽しむことができるのも特筆すべき点です。
会場ごとに特徴があるので紹介していきますね。
【大通会場】
大通公園がメインのエリアとなります。
1丁目から6丁目の各会場には、それぞれ異なるテーマに基づいたオブジェが配置されます。
2023年には、演出やシンボルオブジェが新しくなり、光の芸術が進化します。
●1丁目会場:羽ばたきの「ウィッシュ・バーズ」
今回は、ゴールドが主役のオブジェを使用し、テレビ塔との対比が札幌らしい雰囲気と優雅な光の演出を引き立てます。
さらに、2022年にアップデートされたメインツリーの東側にも、同じ羽をテーマにしたフォトスポットが設けられました。
●2丁目会場:クリスマスオブジェ「Gift of Snow」
「Gift of Snow」というクリスマスのデコレーションが、より輝きを増して登場します。
また、ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporoも2丁目で行われます。
●3丁目会場:彩りの「ウィンター・ブロッサムズ」
札幌の花「すずらん」、北海道の花「はまなす」、そしてライラックのシンボルオブジェが融合したデザイン。
単にパープルを基調とするだけでなく、青や赤などの5色の光が鮮やかに広がるイルミネーションが楽しめます。
さらに、フォトスポットも設けられています。
●4丁目会場:夢見る「スノーファンタジア」
雪の結晶をモチーフにした光のトンネルが登場。
●5丁目会場:星降る「コズミック・スクエア」
星や宇宙をインスパイアしたテーマで、体験や体感ができる特別な広場です。フレームドームとシャイニングボールが同時にブルーに輝く光景は、まさに見逃せません。
湿度や温度の変化に応じて、光の色や演出が変わる様子も見どころです。
●6丁目会場:きらめきの「エメラルド・フォレスト」
ゴールドの輝くイルミネーションがグリーンをアクセントにし、木々が美しくライトアップされています。
人気のイルミネーションの迷路もそのまま楽しむことができます。
■駅前通会場
エキヒロイルミネーションは、札幌の冬の中心街に位置する特別なイベントです。
札幌駅前からすすきのまで続く1.5キロメートルのメインストリートの中央分離帯に、LEDが美しく飾られます。
■南一条通会場
樹木のLED装飾が、百貨店やファッションビルの電飾と調和し、美しく輝くイルミネーションが広がります。
■北3条広場(アカプラ)会場
アカプライルミネーション。
北海道で最古の街路樹があり、三色のLEDを使ったイルミネーションでイチョウ並木が美しく飾られます。
北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)が正面に広がる夜景は、非常に鮮やかです。
■札幌南口駅前広場会場
「光の花」は、ライトアップの期間中において、音と光のプログラムが4度変わり、注目を集めます。
■ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo
ミュンヘン・クリスマス市は、2002年以来、ミュンヘン市との姉妹都市提携30周年を祝して毎年催されています。
多くの本格的なドイツ料理やクリスマス雑貨、ホットワインの屋台が立ち並び、限定グッズとしてマグカップやピンバッジが販売されます。
ここで、本物のドイツのクリスマスの雰囲気を楽しむことができます。
札幌ホワイトイルミネーションへのアクセス
【場所】
大通り公園
〒060-0042
北海道札幌市中央区大通西2丁目
【電車】
地下鉄各線 大通駅すぐ
JR・地下鉄札幌駅から徒歩約13分
【車】
札樽自動車道札幌北ICより約15分
札幌ホワイトイルミネーションの駐車場
専用駐車場はありません。会場近くのコインパーキングを利用することになります。
札幌ホワイトイルミネーションとは?
全国的にも知名度が高い「さっぽろホワイトイルミネーション」は、初冬の札幌を美しく彩る風物詩として1981年に1048個の電球で始まり、その後年々規模を拡大し、2014年には34回目を迎えました。
1981年当時、夏型観光が主流であった札幌は、通年で多くの観光客を呼び込む課題に直面していました。
そこで、ニューヨークのクリスマスツリーのようにイルミネーションを取り入れるアイデアが生まれ、世界的なホワイトイルミネーションを目指すこととなりました。
その結果、白い光とデザイン化された造形、幻想的な音楽が調和する独自の手法が生まれました。
電球の数は毎年増加し、2013年には45万個に達し、3丁目にはグリーン電力も導入されました。
毎年11月下旬から開催され、大通公園会場、駅前通り会場、南一条通り会場の3つのエリアで光り輝くツリーや花、草木の模倣光オブジェが楽しめます。
札幌テレビ塔のイルミネーションとの競演も素晴らしく、テレビ塔の展望台からも壮大なスケールが堪能できます。
2017年には「日本三大イルミネーション」に認定され、2018-2019シーズンには胆振東部地震の影響を受けながらも、大通会場で発電機を導入し、バイオディーゼル燃料発電でLEDの数が81万個点灯し、エコを意識したイルミネーションが実現しました。
1985年には「自治省都市景観賞」、同じく「札幌市都市景観賞」を受賞し、1996年には「日本建築美術工芸協会特別賞」も授与されました。