冬の名残を感じさせつつも、緑が生い茂り始める3月は、色彩が徐々に戻る兼六園で春の気配を感じる時期です。
この時期、場合によっては季節の変わり目に雪が舞うこともあり、訪れる人々に冬から春への移り変わりの美しさを体感させます。
特に3月は、兼六園における見どころとして梅の花が挙げられます。
中旬には、さまざまな種類の梅が花開き、訪問者を魅了します。
この梅林は、昭和44年に、明治100年を記念して約3,000平方メートルの広大な敷地に、日本各地から選りすぐりの約20種類200本の梅の苗木を集めて作られました。
これらは兼六園観光協会が主導して寄贈され、美しい梅林が造られたのです。
このように多種多様な梅を一堂に見ることができる場所は珍しく、春の訪れを感じるには欠かせないスポットです。
兼六園の梅2024開花状況や見頃はいつ?
石川県に位置する名勝地「兼六園」では、春の訪れを告げる梅の開花が始まりました。
2024年の梅の花の最も良い観賞期間とその開花の様子に関する情報をご案内します。
通常、この庭園で梅の花が最も美しい時期は、2月の終わり頃から3月の始まりにかけてです。
この期間中、兼六園では様々な種類の梅が次々と開花し、約20種類が楽しめます。
今年の梅の最高の観賞時期は、3月の初旬になると見込まれています。
兼六園の梅2024入場料金や営業時間
兼六園の梅林を観賞するための情報を紹介します。
【開花時期】
2024年2月中旬~3月上旬
【開園時間】
●10月16日~2月末
午前8時~午後5時
●3月1日~10月15日
午前7時~午後6時
【料金】
・大人(18歳以上) 320円
・小人(6歳~18歳未満) 100円
【場所】
兼六園
石川県金沢市兼六町
兼六園の梅2024見どころや魅力
金沢にある名園、兼六園は、1676年に加賀の第五代藩主、前田綱紀によって、金沢城の隣の斜面に造られた別邸とその庭園から発展しました。
この庭園内の梅林は、1968年の明治維新100年を記念して、日本全国から選ばれた200本の梅の木で構成されています。
訪れる人々がそれぞれの木を容易に識別できるように、各木には名前が付けられています。
ここで見られる梅の代表種には、桜を彷彿とさせる白い「白加賀」、成長すると3から6メートルの高さになるピンク色の遅咲きの「摩耶紅梅」、そして花が放射線状に広がる「満作」などがあります。
梅林は、「白加賀」「摩耶紅梅」「満作」を含む約20種類の梅が、冬の末から春の始めにかけて同時に咲き誇る様子が特徴で、園内で最も人気のあるスポットの一つです。
梅が満開になる季節の週末や祝日には、多くの人で賑わいますが、平日の開園から11時頃や午後3時以降は比較的空いており、観梅には最適な時間帯です。
土日祝日でも、朝の開園から10時頃までは比較的混雑が少ないため、人混みを避けたい方や小さな子供を連れた家族、高齢者にはこの時間帯がおすすめです。
兼六園の梅2024アクセス
【場所】
兼六園
石川県金沢市兼六町1
【電車】
JR「金沢駅」兼六園口から「城下町かなざわ周遊バス」「金沢らいてアップバス、路線バスを利用
金沢駅=>兼六園下下車=>金沢城公園(石川門口)・兼六園(桂坂口)
金沢駅=>広坂下車=>金沢城公園(玉泉院丸口)・兼六園(真弓坂口)
金沢駅=>出羽町下車=>兼六園(小立野口)
【車】
北陸自動車道 金沢西ICから約30分
北陸自動車道 金沢東ICから約30分
北陸自動車道 金沢森本ICから約20分
兼六園の梅2024駐車場
兼六園のすぐ近くに以下の駐車場があります。
【石川県兼六駐車場】
〒920-0932 石川県金沢市小将町1-53
料金:60分350円、それ以降は30分ごとに150円
収容台数:480台
【石川県石引駐車場】
〒920-0935 石川県金沢市石引4丁目380
料金:30分100円、1時間以降60分毎100円
収容台数:403台
兼六園のライブカメラあるの?
ありますよ。兼六園の現在の様子が分かるライブカメラがあります。
兼六園ライトアップいつ?
兼六園では、年間で定期的にライトアップをしています。
梅のシーズンとなる2024年2月のライトアップは中止になってしまったのは残念ですが仕方ないですよね。
以下で、兼六園のライトアップ期間が確認できます。
兼六園の梅2024まとめ
兼六園は、いつ行っても美しい庭園です。
少し寒い時期ですが、兼六園の梅林を楽しめる時期になります。
広大な敷地で兼六園の梅を楽しみましょう。